Post-Image

パラメータの同時比較評価

1つの入力映像に複数のパラメータを適用して比較評価

アルゴリズム開発の際、内部パラメータの違いによる比較評価はアルゴリズムの効果測定を行なう上で欠かせません。

従来は細かくパラメータを変化させながら、適用したパラメータ毎に評価画像を保存した上で、評価結果を記録しながら、必要に応じて別の比較画像を生成する手順が必要でした。 このような複雑な手順は、研究開発における外部制約となっていました。

ある顧客は、MIMO DSP Platformを用いて、1系統の映像入力を用い、異なるパラメータを提供した4系統の出力映像をGPUでリアルタイムに生成。 この4つの映像をそれぞれ異なる映像出力デバイスに同時に出力する事で、動画映像で即座にパラメータの比較が可能な環境を構築しました。

これにより、従来必要だった画像ファイル生成処理と二次加工処理を削減でき、開発効率を飛躍的に高めることに成功。 動画映像でそのまま評価できるようになった事で、予想していなかった優れたアルゴリズムの特性を発見したり、新たな課題発掘に繋がったりと、予想以上の効果を上げました。

顧客コメント: 「世界で他に無いアルゴリズムのアイデアを思いついた時、動画映像にそれらを適用するのには多くの時間が必要でした。MIMO DSP Platformを利用することで、我々の開発プロセスは大幅に時間が短縮され、思い付いたアイデアの大半はすぐに実現できるようになりました。この環境によって、研究者のモチベーションも大幅に向上し、組織全体の研究開発プロセスが加速していることを実感しています。」

この顧客は、MIMO DSP Platformを利用することで削減できた開発時間を使って、組織の新しい研究を進める準備をしています。 直接的な成果だけでなく、間接的に別のプロジェクトにも波及効果が出ているそうです。