監視カメラ内蔵アルゴリズム開発

ハイエンドニッチ市場における開発効率向上の重要性

ハイエンドニッチ市場において監視カメラを提供している顧客は、新機種の監視カメラに内蔵するアルゴリズムの開発環境にMIMO DSP Platformを採用しました。

顧客は自社開発したカメラのSDI出力をMIMO DSP Platformに接続し、アルゴリズムをGPUを用いて先行開発。

開発したアルゴリズムは、最終的にFPGAの論理回路として落とし込むことで開発プロセスを大幅に短縮しました。 この開発形態を取ることで、カメラが搭載するセンサーの出力をそのまま利用できること、ソフトウェアの良さとハードウェアの良さを組み合わせた効率的な開発が可能になること、など様々な恩恵を得ることができました。

ハイエンドニッチ市場では、顧客ニーズの細かな違いによって製品の個別調整が必要になる事があります。 これまでは膨大な時間をかけてアルゴリズムの調整を行なっていましたが、MIMO DSP Platformを使うことで効率的な開発が可能になりました。

顧客コメント: 「我々の最終ターゲットはFPGAを使った論理回路の実現です。FPGAへの実装は膨大な時間を要します。これまではトライ&エラーをFPGA開発ツールで直接実施しており、これが開発プロセスの大きな負荷になっていました。MIMO DSP Platformを用いてGPUで動画映像に対してリアルタイムにアルゴリズムの試行を行なうことができるようになってからは、数多くのアルゴリズム事前検証を短時間のうちに行うことが可能になりました。」